6Csチームでスターウォーズ鍋を作ってみた

「そもそも鍋ってワークショップぽいけれど、なんかもう一つ、たくらみあるといいよね。」

一昔前の私なら「え?」って聞き返したであろう提案が、彼女の口から漏れた時、私を含め愉快な大人達は次々にアイデアを出した。

「危険な鍋はどう?食べると危ない!って感じの」
「そうだね。テーマしぼる?」
「どうせならチームで競うか!」

2018年成人の日、6Csラボの第2回イベントの打ち合わせに集まった大人は、無邪気な子どものような顔を寄せ合い、昼ご飯を決めた

テーマはスターウォーズとなった。
もちろん、スターウォーズの鍋は実在する。コンビニくじか何かの景品だ。R2D2をモチーフに作られている。
そうではなく、テーマがスターウォーズ。はてさて。

そして、今回集まった7人のうち、なんと、生まれてこの方スターウォーズを見たことがないという人が3人もいた!これはかなり珍しい割合なのではないかと感じる。なぜなら、私が実はそうで、しかも「え?スターウォーズを見たことがないの!?なんで!?」と、まるで「ラーメン食べたことないの!?」ぐらいの勢いで迫られることが多かったからだ。相当珍しいのかもしれない。私は、砂漠+小声のオープニングが苦手ならしく、『ゲド戦記』もオープニングで寝てしまった。しかも映画館で。

スターウォーズをよく知る3人と、見たことがない3人がペアになり、まあまあ知っているという女性が加わって、ジャンケンで分かれ、チームになり、作戦会議5分。買い物15分。この辺はさすがワーク慣れした私たちは早い。

その後、この日レンタルしたキッチンルームで作業開始。それぞれのスターウォーズ鍋が完成した。

1 赤と黒。最後にはまざってダースモールのようになってしまったが、テーマカラーの赤と黒をイメージした鍋。
赤は中華味のトマトスープ。黒はザーサイでダシを取った黒ごまとキクラゲのスープ。両方鶏肉が入り。仕切りは白菜とベーコンを重ねたもの。美味しいに決まってる。キュウリのライトセーバー付き。

2 中央はヨーダの家。生のブロッコリ。異様だ。勇者しか食べられないらしい(笑)こちらは白と黒。白は餃子で黒はカレーと海苔。海苔がとてもいい仕事をしていた。なぜか大根のツバが付いたセロリのライトセーバー付き。

3 ワカメが宇宙を表している親子鍋。他の2作品に比べ、妙にホッとする味。最後はここに帰ってくる、そんな味(笑)親は鶏団子、子はうずらの卵だ。親子の戦いと宇宙の混沌を表しているとのこと。かにかまとナルトをそれぞれちくわに刺したライトセーバー付き。

成人の日のイベントだったのだが、見よ、この大人げない人を(笑)実は主催者だ(笑)

 

大きい声で言ってはいけないが、私はライトセーバーにツバがないことぐらいは気がついている(しーっ)

そういう私も相当楽しそうね。

こんなにはしゃいだ鍋ワーク。味もかなり美味しかった。そして、私は次の日の夜、自宅でこの鍋を再現したのだが、これが、それほど美味しくなかったのだ。材料もほとんど同じで、手順も同じ。そして私は料理の腕には自信があるときた。しかも、我が家の男性二人は、大のスターウォーズファンだ。

なぜ、鍋パもとい鍋ワークの鍋は美味しくて、我が家の鍋はそれほどでもなかったのだろう。私はあれからずっと考えている。そして昨夜、このブログを書くにあたり、考察を重ね、一つの結論にたどり着いた。それは、企画段階から家族を巻き込まなかったからだ。

私たちラボ「6Cs」の名称の由来となった『科学が教える子育て成功への道』の中に、こんな一説がある。

真っ先にすべきことは職場や家庭で創造的であろうとしているか振り返ってみることだ。創造的になるには失敗する可能性のあることに挑戦するリスクを取る覚悟が必要だ。大それたことをイメージする必要はない。夕食でこれまで作ったことのない新しいレシピに挑戦してみるというようなことでいい。失敗して外食する羽目になっても構わないではないか。子どもは親のチャレンジをきっと称えるだろう。

引用:第9章 クリエイティブイノベーション

ればいけない。私の20歳の息子は、さすがに急には一緒にはしゃいでくれないキャラだが、小さいお子さんがいる家では、毎日がそんなチャンスの山だ。レシピの手順通りに料理を教えること以上の学びと発見が、鍋ワークにはある。

例えばこんな誘い方はどうだろう?
「今日の鍋は、何色にするか決めようか?」
「どんな鍋が危ないと思う?」
「『あ・い・う・え・お』の言葉が付く食べ物を1つずつ入れてみようか?」
どんなワクワクした笑顔が返ってくるだろう?

この日は、6Cs主催イベントの打ち合わせがメイン。第1回目は「家族みんなが、とんで帰りたくなるような家を考えよう!」
盛大に、そして小さな課題を残して無事終了した。実はこの時のキーワードが、スターウォーズだったのだ。